マネージ・コンサルティングのコラム

【商社ポジション経営】とレッドブル(RedBull)

 
2016.04.28

エナジードリンクで有名な、レッドブル(RedBull)。

この会社は、飲料メーカーだと思っている人も多いと思いますが

実態は、飲料メーカーではなく、マーケティングやブランディングに特化した会社です。

そう、私が提唱している「商社ポジション(経営)」の代表格とも言える会社です。

私が提唱している商社ポジション経営とは
「経営リソースが少なくても元請ポジションをとれる経営 (価格を決められ、自らが中心となった展開ができる)」

レッドブルは、自社の機能は財務とマーケティング(プロモーション)、法務関係のみであり、その他の業務は、外部委託をしています。

これにより、余計なコストもリスクも抱え込まず収益率が高いビジネスモデルとなっています。

肝心の販売商品でさえも、自社オリジナルではなく、外部から調達したベースの商品を改良して作ったものです。

これは、私が無料でプレゼントしている小冊子にもある話ですが「自社に有利な条件で集客ができている」という典型的なパターンです。

ちなみに、ドリンク自体の原価は、20~30円と言われており、販売価格は、200円以上・・・ 間違いなく、高粗利の事業体です。

しかしながら、その粗利を集客(プロモーション※F1やサッカーなど)費用に投下し、拡大再生産の循環を創り、大成功を収めているという具合です。

理解すべきなのは、決して最初から経営リソースがあったから世界的な成功を実現したわけではなく、小さな企業でも経営手法によっては大きな事業展開が可能であるということだと思います。

商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。

・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる

つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。

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