マネージ・コンサルティングのコラム
【商社ポジション経営】から見る経営のコントロールについて
2016.10.01
経営には、自社でコントロールできる部分と コントロールできない部分がある。
問題は、コントロールできる割合が大きいのか小さいのか
そして、どの部分をコントロールできて、どの部分がコントロールできないのかが大きなポイント。
仮に全く同じ品質の商品(サービス)を取り扱っていたとしても
自社が価格を決められる状況で経営をしていけるのと自社で価格を決められない状況で経営をしていく場合
また、価格以外の条件面(納期、支払い条件など)でも自社が諸条件を決められる状況で経営をしていけるのと
自社で諸条件を決められない状況で経営をしていくのとでは、全く違う展開になっていくのは間違いない。
つまり、違う展開とは、売上や利益の面において大きな差が生まれ、事業の継続性にも影響てしまうということだ。
だから、経営において、自社で価格や価格以外の諸条件などをコントロールできない状況、
つまりコントロールされている立場ではどれだけ頑張っていたとしても、思うような業績が上がらない。
これは、紛れも無い事実。
表面的には、経営をしているつもりでいても、価格や諸条件などを自社が決められていないのであれば
それは、経営をさせられているという状況だということ。
まずは、その事実を真正面から受け入れなければ、いつまで経っても経営をさせられている状況から脱することはできない。
私が提唱している商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。
・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる
つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。