マネージ・コンサルティングのコラム

【商社ポジション経営】が定義するマーケティングとは

 
2016.05.26

マーケティングとは何か?

色々な定義を持っている人がいるようですが、

一般的に多くみられる定義は、次のようなものです。

マーケティング=売る仕組み(商品が販売されるまでの流れ)

ちなみに、アメリカ・マーケティング協会によるマーケティングの定義(2007年)

マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、
社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、
一連の制度、そしてプロセスである。

となっています。

さて、では商社ポジション経営で定義しているマーケティングとは

マーケティング=売る仕組み

ではなく

マーケティング=売れる仕組み

売る仕組み と ”売れる仕組み” というのは、全く異なります。

重要なところなので、もう1度 

売る仕組み ではなく、”売れる仕組み” です。

これは、言葉のニュアンスの違いだけだと思うかもしれませんが、

少なくとも、私が捉えている意味においては、全く違います。

どう違うのかを具体的に説明します。

矢印(→ ←)の方向で説明すると分かりやすいでしょうか。

売る仕組み  → お客さん

売れる仕組み ← お客さん

売る仕組み  = 販売する会社側の都合によってお客さんへアプローチする仕組み

売れる仕組み = お客さん側が販売する会社へアプローチしてくる仕組み

という具合です。

仮に同じ商品やサービスを販売するとしても、

売上や利益、販売コスト、販売においてのストレスなど全く状況が違ってきます。

もう少し言うと、お客さんから「購入したい(欲しい)」と

言ってもらえる体制が売れる仕組みであり

その体制を構築するのが商社ポジション経営で定義しているマーケティングなわけです。

私が提唱している商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。

・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる

つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。

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