マネージ・コンサルティングのコラム
【商社ポジション経営】から見る業績を上げられない経営者の言い訳
業績を上げられていない経営者には、面白いほどに同じような発言をする。
例えば、次のような具合に。
・資金がない
・人材がいない
・モノや情報が不足している
まぁ、もっともらしい発言に聞こえるが、果たして本当にそうなのだろうか…?
いや、違う。ハッキリ言って、そんなのは全て言い訳。
もっと言うと、経営者自らのプライドを守るための見苦しい、聞き苦しい言い訳。
現実を直視できない、現状把握能力が乏しい経営者だとも言える。
だから、そういう経営者は、仮に
・資金があっても
・人材がいても
・モノや情報があっても
・どんなチャンスがあっても
業績を上げることはできない。
なぜなら、本当に足りないのは、業績を上げていくための”経営力”が足りていないから。
なぜ、ココまでハッキリ言えるかというと、これまで業績が上がらない多くの経営者を見てきたり
昔の私自身がそうであったからだ。
人とは不思議なもので、自分の力以外の足りないものばかりに目がいく傾向がある。
しかしながら、本当に足りないのは、自らの経営力だということには、気づかない…、
いや気づかないようにしているのかもしれないのだが。
・業績が上がらない本当の理由に気づき、重い腰を上げ行動していくのか
・業績が上がらない本当の理由に気づかない、気づかないフリで居続けるのか
それによって、その後の会社の業績が大きく変わっていくことだけは、間違いない。
業績を上げていく経営者になるためには、経営力が必要だし、経営力を引き上げていくための確かな経営手法が必要だ。
商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。
・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる
つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。