マネージ・コンサルティングのコラム
【商社ポジション経営】をしていくのに最も重要なこと
商社ポジション経営をしていくのに最も重要なことは、何かというとそれは、「商社ポジション経営をしていくんだ!」という強い意思です。
これを読んでいるあなたは、「?????」 と思うかもしれません。
ですが、本当に強い意思が重要だと思うのです。
さて、これは有名な話しなので知っている人も多いかと思います。
その昔、経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏(現在のPanasonicの創業者)が、あるセミナーで「ダム経営」(資金、人材、在庫など経営全般において余裕がある状態をつくる)について説いていた際の出来事です。
参加者の1人から「ダム経営の良さは分かりますし、みんなそうしたいと思っているのですがでは、どうしたらダム経営ができるんですか?」と。
その質問に対して、松下幸之助氏は「それは、ダム経営をやるという強い意思から始まります。ですから、今からダム経営をやるんだと強い意思を持ってください。」と、の回答に、会場は苦笑いの声が上がったそうです。
しかしながら、その会場にいたある人物は、その言葉に強烈に感動し「ダム経営をやる!」と強い意思を持ったそうです。
その人物こそ、京セラの創業者でもある、稲森和夫氏その人だったそうです。
何も、この話は、大成功した経営者たちの異次元の話しとかではなく、どんなレベルのことでも物事を成し得ていくには、まずは経営者本人が本気になって、「そうしたい、こうしていきたいんだ!」という強い意思がなければ、ならないということだと思います。
決して、これは精神論重視の話ではなく、その強い意思があれば、手段や方法は見つかっていくということを示唆していると思います。
私が提唱している商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。
・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる
つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。