マネージ・コンサルティングのコラム
【商社ポジション経営】と価格決定権の破壊力
商社ポジション経営の特徴の1つに価格決定権を握るというのがある。
この意味や破壊力が、どれほどあるのか?
誤解を恐れずに言うのならば、次のような意味になる。
価格決定権=言い値で販売デキル
当然ながら、法外な価格設定をしていくという意味ではない。
あくまでも適正価格ではあり、かつ、お客さんも納得感があり自社が確実に利益を出せる価格設定がデキルという意味だ。
ハッキリ言って、ビジネスで利益を出していくには、利益が出る価格設定をしなければならない。
また当然と言えば、当然なのだが、その当然のことが、実際のビジネスの場においては、出来ていない。
出来ていないから…
・利益が出ていない
・多少は利益が出ているが、先が不安だ
・利益が薄いから継続性が高い安定したビジネス展開が出来ていない
そんな重要な価格決定権を自社以外の利害関係者に握られているというのは、本当に恐ろしいことだ…。
なぜなら、自分の会社がまるで誰かに経営させられているようなものだからだ。
ただ、逆に言うと、価格決定権を握ることがさえできれば、利益を安定的に出していくビジネスを展開デキル。
・価格競争と無縁の販売価格で売ることがデキル
・今までと同じ商材だとしても価格を高くデキル
・高い価格設定でも、お客さんが喜んでくれ満足度も高くなる
だからこそ、安定確実に利益を出していくためには、他ならぬあなたの会社が価格決定権を握らなければならない。
その重要な価格決定権を握ることを実現していく経営手法こそが、商社ポジション経営である。
想像してみて欲しい、あなたの会社が価格決定権を握ったら、どんな業績になっていくのかということを…。
商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。
・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる
つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。