マネージ・コンサルティングのコラム

【商社ポジション経営】以外の経営は、経営をしていない

 
2016.02.22

「商社ポジション経営以外の経営は、経営をしていない」と私は思っています。

「何を言ってんだ?俺は、経営をしている!・・・」と思う人もいるかもしれませんが、紛れもない事実です。正確には、自社の都合に関係なく、他の利害関係者に”経営をさせられている”ということです。

「別に、とりあえずでも経営が上手くいっていれば、どっちだっていいよ・・・」という人もいるかもしれません。

ですが、それって、とてつもなく恐ろしいことではないでしょうか?

いつどうなるか分からない・・・

まるで、未来が自分の手の中ではなく、誰か他の人の手の中にあるような状態・・・

自分の意思で経営ができていないのなら、その人は、経営者とは言えないと思います。

私が提唱している商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。

・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる

つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。

という定義なわけですが、価格を決められ、自らが中心となった展開ができている会社だけが、経営をしているのであってそれ以外は、残念ながら”経営をさせられている”という立場です。

この”経営をしている”と”経営をさせられている”というのは、それこそ天と地の差があります。具体的には、会社の売上や利益、継続性、安定度、経営者の心理など様々な面で差があるわけです。

どっちの立場がいいのかというのは、考えるべくもなく、どう考えても”経営をしている”立場だと思います。

経営をしているというのは、何も会社の社長だからとか事業責任者だからとかという意味ではありません。また、会社の売上が大きいとか、黒字だろうが、何だろうが、優れた経営者ということではありません。

他の利害関係者に”経営をさせられている”のではなく、自らの意思で”経営をしている”のが優れた経営者です。

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