マネージ・コンサルティングのコラム

【商社ポジション経営】と松下幸之助が成功した4つの要因

 
2017.02.10

パナソニック(旧松下電器産業)グループ創業者でもある、松下幸之助。

経営者ならば、知らない人はいないであろう。

私が経営者を志した19歳の時に、初めて経営者関係の本を読んだのが松下幸之助の本だった。

そんな松下幸之助が成功した要因を述べている有名なのが、以下のコメント。

1.生来からだが弱かったがために、人に頼んで仕事をしてもらうことを覚えた。
2.学歴がなかったので、常に人の教えを請うことができた。
3.財産がなかったので丁稚奉公に出されたが、そのおかげで幼いうちから商人としての躾を受け、
世の辛酸を多少なりとも味わうことができた。
4.お金がないから一歩一歩着実に計画を立て、資金のダム、信用のダム、設備のダムといった小さなダムを社内にいくつもつくり、銀行が与えてくれる信用の範囲内で融資を受けて、事業をやってきた。そのおかげで不況でも好況でも一貫して自己のペースで活動することができた。
「何もなかったから、かえって成功した」というわけです。「ないない尽くしからの成功」と言われるのは、このようなことからでした。

引用元:PHP研究所

どうだろうか・・・普通に考えてみれば、どれも成功する要因がないと思う。

むしろ、成功の条件とは程遠いとしか思えない。

ここで私が言いたいのは、単純に松下幸之助がプラス思考だったとか、マイナスをプラスに変える力があったという

陳腐な表現をしたいわけではない。

どんな成功者でも、最初から成功する条件や経営リソースが十分にあるということはない、ということだ。

むしろ、成功する条件や経営リソースがない時期に、如何にそれらを集め、成功の条件や経営リソースを

手繰り寄せていくのかが、その後を決定づけているのは間違いない。

無論、成功する条件や経営リソースがない時期に、なんらの策を講じることもせずに、他力本願でいては

決して成功することはない。

私が提唱している商社ポジション経営というのは、正に経営リソースが少なくても他社の経営リソースを

うまく使い事業拡大を可能にする経営手法です。

それこそ、私自身が経営リソースがなかったからこそ思いつき、実践の場でその有効性を証明し、体系化した経営手法です。

商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。

・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる

つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。

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