マネージ・コンサルティングのコラム
【商社ポジション経営】は、経営者の器以上の会社を創れる
2016.07.08
よく「会社は経営者の器以上にはならない・・・」
という話しを経営者ならば誰しも聞いたことがあるかと思います。
確かに、私もそう思う部分はあります。ですが、100%そうは思いません。
なぜなら、経営者の器というよりは、経営力と経営手法によって会社の業績を上げることができるからです。
経営力と経営手法を器という言葉の定義に当てはめるのであれば、「会社は経営者の器以上にはならない」が
そのまま当てはまるでしょうが、私は、経営力と経営手法は、器とは関係がないと思っています。
経営者の器以上の会社を創るために必要なのは、如何に効率良く自社以外の経営リソース
(人材、モノ、ノウハウ、資金など)を活用していけるかどうかが最大のポイントです。
特に、多くの中小企業の場合は、自社だけの経営リソースでは、限られていることが多いです。
だから、下請け的な事業展開になってしまう傾向があるのも事実だと思います。
ですが、商社ポジション経営の場合は、違います。
自社にそれほど多くの経営リソースがなくても、経営者の器がそれほど大きくなくても、自社が主導権を握り
大きな事業展開(経営者の器以上の会社を実現可能)ができます。
なぜなら、自社にリソースがなくても自社以外の会社のリソースを活用して自社商品・サービス提供が可能だからです。
私が提唱している商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。
・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる
つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。