マネージ・コンサルティングのコラム
【商社ポジション経営】から見る2種類の仕組み経営
「仕組み経営」というフレーズを聞いたことがある社長も多いと思う。
例えば、
・仕組み経営で高収益企業に…
・自動販売機のような仕組み経営を…
・ネットで自動集客をする仕組み経営にしていけば…
・社長が3ヶ月会社にいなくても大丈夫な仕組み経営で…
など、「仕組み経営」というフレーズは、本のタイトルなどでも多用されている。
まるで「仕組み経営」さえすれば、会社経営が楽になったり、簡単に売上や利益が
上がるとでも言わんばかりに…。
本当にそうなのだろうか?
気になるのは、「仕組み経営」の何たるかを知らない人や
実際に、自分では「仕組み経営」を構築したことがない人、経営を行っていない人などが
「仕組み経営」というフレーズを使うことに対して、違和感を覚えるのは、私だけではないはずだ…。
ちなみに、私が商社ポジション経営で経営している会社は、社長が3ヶ月会社にいなくても…
どころではなく、ほぼ1年会社にいなくても…
平日に年間:90日以上ゴルフ場、ゴルフスクール、トレーニングジム、旅行に行っていたのだから。
売上高:億単位、役員報酬+営業利益=4,000万円以上 を実現している
(※別途、当HPの説明会のサイトで詳細を明かしているが)。
ただ、勘違いして欲しくないのだが、「誰でも簡単に〇〇稼げる」というようなものではない。
ちなみに、取引先は、TVCMなどをする業界大手美容関係、不動産投資関係、コンサルティングファーム、
業界最大級のIT求人サイト運営会社など含め、年商規模100億単位の企業となっている。
それこそ、当社は、商社ポジション経営という名の「仕組み経営」をやっている。
さて、では「仕組み経営」の本質は、一体どういうものなのか?
その答は、ルールであるということだ。
仕組み経営=ルール(自分が決めたルール※自分以外によって決められたルール)
身近な例で言うならば
・税金
・法律
・信号機
・会社の規定
・各家庭での決まり事
などだ。
ここで合わせて、「仕組み(経営)」には、2種類あることについて話をすすめたい。
「仕組み(経営)」には、以下の2種類ある。
・機能する「仕組み(経営)」
・機能しない「仕組み(経営)」
どういうことかと言うと
その仕組み=ルール に、強制力があるのかどうかが、最大のポイントなのだ。
強制力があるからこそ、スムーズに機能するのであって、強制力がない、もしくは弱いのであれば
機能はしないということだ。
税金や法律、信号機には、強制力があると共にそのルールを破れば罰則がある。
会社の規定や各家庭での決まり事にも、同様に一定の強制力や罰則があるだろうが
税金や法律、信号機に比べれば、弱い
(例外的に、税金や法律並みの罰則を設けている会社や家庭もあるかもしれないが…)。
当然ながら、会社経営で言う「仕組み経営」を構築しているのであれば、
自社が決めたルール通りに、以下のことができているはずだ
・ルール通りの(決めた)集客
・ルール通りの(決めた)価格で販売
・ルール通りの(決めた)予算を達成
しかしながら、世の中の自称「仕組み経営」をやっているという会社は、
それらのことが実現せず、機能しない「仕組み経営」になっているケースが多い。
ここでハッキリと伝えておくが、表面的な形だけで機能しない
「仕組み経営」なんぞには、意味はなく「仕組み経営」にあらず。
適当な「仕組み経営」という言葉に、惑わされずに本質的な「仕組み経営」を導入して欲しいと思う。
本質的な「仕組み経営」の要素を持っているのが、他ならぬ商社ポジション経営である。
商社ポジション経営には、以下の2つの要素がある。
・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる
つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。