マネージ・コンサルティングのコラム
【商社ポジション経営】から見る、経営させられている会社に足りない2つのもの
2017.05.08
商社ポジション経営は、経営させられている会社を
”経営している会社” へと変えていく経営手法である。
では、なぜ、そもそも、経営させられている会社になってしまっているのか?
という根本的な問題があるのだが、経営させられている会社には、ある重要な2つのものが足りないのだ・・・。
それは、「集客力」と「成約力」 である。
勿論、販売する商品やサービス(「商品力」)に大きな特徴があれば、尚良いのだが。
実は、多くの会社の場合、販売する商品やサービスにおいて、他のライバル会社に比べて大きく秀でている事も劣っている事もない。
どこで差が生まれているかと言うならば、
お客さんを集めていく力である「集客力」
お客さんに契約をしてもらう力である「成約力」
のいずれか、もしくは両方によって差が生まれているのである。
この「集客力」と「成約力」がない、もしくは自社でコントロールができていない会社というのは、間違いなく経営をさせられている会社だ。
なぜなら、「集客力」と「成約力」のいずれか、もしくは両方を他の会社に依存しなければ、商品やサービスが売れないからである。
逆説的に言うならば、「集客力」と「成約力」がある会社は、経営をしている会社だと言える。
「集客力」と「成約力」さえ抑えてしまえば、ビジネスをコントロールできるのだ。
そう・・・ビジネスをコントロールできれば、経営の先行きに不安がなくなる。
私が提唱している商社ポジション経営とは
「経営リソースが少なくても元請ポジションをとれる経営 (価格を決められ、自らが中心となった展開ができる)」。
つまり、”経営をさせられている”のではなく、経営をしていく立場になるのが商社ポジション経営です。