商社ポジション経営の営業スタイルは、「（お客さんに）お願いします」営業ではなく「（お客さんから）お願いされます」営業です。

私が提唱している商社ポジション経営とは、「経営リソースが少なくても元請ポジションをとれる経営 （価格を決められ、自らが中心となった展開ができる）」。

これを読んでいるあなたが、「たったそれだけの違い？」と、もし思うのであれば、この違いには、天と地の差があることを理解してほしいと思います。

「（お客さんに）お願いします」営業では、他のライバル会社と同レベルもしくはそれ以下です。

「（お客さんから）お願いされます」営業では、他のライバル会社以上のレベルにいます。

よって、その差が会社の売上、利益、継続性、安定度、心理面などの差になっていきます。

多くの会社が残念ながら、「（お客さんに）お願いします」営業しているのが実態です。その実態を改善しようと色々と施策を考えてはいるのでしょうが・・・具体的に何をどうしたら良いのか？が分かっていないのだと思います。

「（お客さんから）お願いされます」営業のスタイルにならない以上、その状態は、一生変わることはないでしょう。ですが、優れた経営者が経営する会社は、「（お客さんから）お願いされます」営業のスタイルです。

しかも、それが偶然などではなく、そうなるべくしてなるように仕組みを構築しているわけです。仮に同じ業界ビジネスをやっていたとしても、このように営業のスタイルが違えば、全く違う業績になるのは当然のことです。

商社ポジション経営には、以下の２つの要素がある。

・経営リソースが少なくても元請けポジションをとれる
・価格を決められ、自らが中心となった事業展開ができる

つまり、価格設定権を握れるから高収益会社になれる。